・・・・・・・・・


9月29日

本日は13時より衆議院本会議において安倍晋三首相による所信表明演説がおこなわれました。安倍首相は政府の憲法解釈で禁じられている集団的自衛権の行使については「個別 具体的な例に即し、よく研究する」とし、歴代首相として初めて容認に向けた検討に着手する方針を表明。
憲法改正に言及し、教育基本法改正案の早期成立を目指す考えも示しました。持論の「美しい国、日本」を掲げ、文化や伝統、自然、歴史を大切にする姿勢を強調するなど「戦後レジーム」からの脱却を意識した内容となりました。
首相は集団的自衛権の行使容認の検討が必要な理由として、国際情勢の変化や武器技術の進歩、日本の国際貢献に対する期待感の高まりなどを挙げ「日米同盟がより効果 的に機能し、平和が維持されるようにする」と説明し、日米同盟の具体的構想として、米国の国家安全保障会議(NSC)の日本版創設を念頭に「首相官邸とホワイトハウスが常に意思疎通 できる枠組みを整える」と説明。
官邸の司令塔機能を再編、強化し情報収集機能の向上を目指す。
小泉政権で悪化した中国や韓国との信頼関係の強化を唱え、「未来志向で、率直に話し合えるようお互いに努めていくことが重要」と指摘しました。
教育面では公教育の再生に向け、教員免許の更新制度などの導入や「教育再生会議」の創設を表明。
具体的な政策課題のトップには、イノベーション(技術革新)の必要性を強調した上で、医薬や工学、情報技術などの分野ごとに、2025年までを視野に入れた長期的な戦略指針となる「イノベーション25」の策定を約束し、学識経験者で構成する検討チームを近く設置する。
格差是正策として「再チャレンジ支援策」の推進を盛り込みました。
財政再建と行政改革については「国や地方の無駄を放置したまま、国民に負担増を求めることはできない」として、抜本的な行革推進を強調。
簡素で効率的な「筋肉質の政府」を目指します。
首相は演説の結びに、アインシュタインが来日した際に残した「日本人が本来もっていた、個人に必要な謙虚さと質素さ、日本人の純粋で静かな心、それらのすべてを純粋に保って、忘れずにいてほしい」との言葉を紹介。
日本人の美徳を保つよう訴えかけました。

◇ 安倍晋三首相の所信表明演説骨子
・集団的自衛権を個別例に即して研究
・憲法改正で与野党論議の進展に期待
・主張する外交への転換
・中韓との信頼関係強化
・首相官邸の司令塔機能を再編、強化
・拉致問題対策本部を設置
・教育基本改正法案の早期成立を期す
・「教育再生会議」を早期に発足
・イノベーションの長期戦略指針を策定
・フリーターをピーク時の8割に
・抜本的行革で「筋肉質の政府」実現
・道路特定財源は一般財源化前提に見直し


官房長官ご挨拶